【インタビュー】「ロジテックファンド」はLogistics 4.0の実現に向けた起爆剤になる。
Logistics 4.0の到来を提唱されたローランド・ベルガーの小野塚 征志様(プリンシパル)にロジテックファンドの可能性についてインタビュー致しました。

【インタビュー】「ロジテックファンド」はLogistics 4.0の実現に向けた起爆剤になる。

記載:2017年11月15日(水)

「ロジテックファンド」はLogistics 4.0の実現に向けた起爆剤になる。 

 

 

「Logistics 4.0」とは、IoTの進化により実現しつつある物流の新たなイノベーションである。例えば、物流センターであれば、「棚に入れる」、「在庫を確認する」、「棚から取り出す」、「運ぶ」、「梱包する」といった入出荷に関する一連のオペレーションを倉庫ロボットが担うようになる。

 

即ち、今まで極めて労働集約的であった「バラピッキングの現場」が省人化し、装置産業となるのだ。

昨今、「労働力不足」は物流現場の悩みの種といえるが、倉庫ロボットの普及はその解決に大いに役立つはずである。

然りながら、では、その倉庫ロボットの活用が飛躍的に拡大しているかというと、必ずしもそうとはいえない。

現在までのところ、倉庫ロボットの導入はニトリやMonotaROといった一部の先駆的な事業者の物流センターに限られている。

実動数が少ないために、投資対効果を十分に立証できない。ゆえに、導入数が増えないという「"鶏と卵"的ジレンマ」が発生しているのだ。

 

「ロジテックファンド」は、この「"鶏と卵"的ジレンマ」の状況を打破するに有効なソリューションといえる。

なぜなら、倉庫ロボットを「購入」するのではなく、「利用」の量に応じて費用を支払えばよくなるからだ。

中長期での投資対効果を検討する必要はなくなる。とてもシンプルに、バラピッキングの現場を担っているスタッフの「時給」と、倉庫ロボットの時間あたりの「利用料」を比較して、コストパフォーマンスを判断すればよい。

「人なのか/ロボットなのか」というゼロ・イチの投資計画ではなく、「人とロボットを状況に応じて組み合わせて活用する」ことが可能になるのだ。

 

倉庫ロボットの活用による物流センターの省人化は、自動運転やドローンといった、技術的にも法規制的にも越えなければならないハードルが高いものと比べて、先行的に進むことが予想される。

逆にいえば、物流センターの省人化さえ成し得ないようであれば、Logistics 4.0の実現は遠い未来のこととなる。

ロジテックファンドがLogistics 4.0の実現に向けた最初の山を乗り越えるための起爆剤になることを期待したい。

 


 

小野塚 征志 

慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修了後、日系シンクタンク、システムインテグレーターを経て現職。

物流、流通、製造、金融などを中心に幅広いクライアントにおいて、新規事業戦略、成長戦略、企業再生、M&A戦略、オペレーション改善、サプライチェーンマネジメントなどを始めとする多様なプロジェクト経験を有する。

 


ローランド・ベルガー
1967年にドイツで設立された経営コンサルティング・ファーム。
現在では、世界34ヶ国で2,400人を超えるスタッフを擁する。
日本では、1991年にオフィスを開設以来、日本企業を中心に、経営戦略に関する様々なコンサルティングサービスを提供している。

URL:https://www.rolandberger.com/